デンマーク、セネガルを2-0で退けるも主力DFにケガ〔W杯〕

27日、日本がW杯1次リーグE組で対戦することになるデンマークはホームでセネガルとの強化試合を行った。

モルテン・オルセン監督が率いるデンマークは立ち上がりから試合を支配してみせた。
27分、トーマス・カレンベルグが2本のシュートを放った後、クリスティアン・ポウルセンがCKからのボールを至近距離から決めて先制のゴール。
アウェーのセネガルも後半健闘を見せるがホームの守備をなかなか崩せない。
しかし後半37分、思わぬ悲劇がデンマークを襲う。
21歳の若さでDFの要となったシモン・キアルがシュートをブロックした際に相手FWと交錯。
右ひざの十字靱帯を損傷したキアルはそのまま担架で運ばれた。
キアルは190cmの長身を武器に国内で活躍する選手でマンUやアーセナルも注目していた。
試合はロスタイム2分でトーマス・エネボールセンが放った低い一撃がデンマークの勝利を決定的なものとし、本大会前最後の調整試合を2-0で勝利することになった。

順調な仕上がりを見せていたデンマークだが、エースFWベントナーと正GKソーレンセンが負傷から回復せず、この試合で負傷したキアルは本大会前に復帰できるか見通しは立っていない。
ここにきての大きな戦力ダウンを前に、監督も頭を悩ませた。

(2010年5月30日)

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