W杯日本代表FW森本「点を取れれば何でもいい」〔W杯〕

18日、イタリアから成田空港に帰国したW杯日本代表FWの森本(カターニャ)は、岡田監督が求める"ハエのような"しつこいディフェンスの一員として、守備を意識しつつも、積極的に得点を奪いに行く姿勢を明らかにした。

「試合に出たら、FWなんで点を取りたい。全力を尽くして臨みたい。一ヶ月後にMAXでいけるようにしたいし、ケガも絶対しないようにしたい」
「何度かやっているので岡田監督のやりたいことは分かる。しっかり守備もしながら、持ち味を出していければ」
と、岡田監督の意向にも従う意思を示しつつ、FWとして積極的にゴールを狙いに行く姿勢を見せた。
16日に帰国会見したMF本田(CSKAモスクワ)の「自分の特長は攻撃だと自覚している。守備はしたくない」発言よりもやわらかい言葉ではあるが、守備より優先して得点を奪いに行こうとする決意は固い。

この4年間、イタリアの地でストライカーとして修行を積んできた。
今季序盤は好調だったが、中盤からは決定機を外す試合が続き、アルゼンチンのFWマキシ・ロペスの加入も合ってカターニャでの出場機会は減少。
移籍も視野に入れている森本にとって、南アW杯は点取り屋としてのアピールが出来るまたとない機会だ。
監督の意向よりも優先したいエゴが、果たして吉と出るか凶と出るか。
どうか、チームが崩壊しないことだけを祈る。

(2010年5月19日)

その他のSOCCERニュース