ロナウジーニョ、ベッカム、トッティ･･･かつての英雄達代表入りならず各国続々代表発表〔W杯〕

11日、世界各国で南アW杯の代表選手が続々と発表された。プレーの不調やケガ、監督の思惑も絡み、多くの有名選手が選考落ちとなった結果が見えた。

ブラジルのドゥンガ監督はMFカカ(レアル・マドリード)ら代表23人を発表。2大会連続で出場してきたロナウジーニョ(ACミラン)は今年に入ってからかつての調子を徐々に取り戻してきたが、監督がけが人が出たときだけ起用するとしている7人の予備登録選手に回った。

アルゼンチンは、FIFA年間最優秀選手のFWメッシ(バルセロナ)、FWイグアイン(レアル・マドリード)ら代表候補30人を発表。欧州CL決勝に進出したインテル・ミラノのDFサネッティとMFカンビアッソは外れた。

2連覇を狙うイタリアは前回優勝メンバーであるDFカンナバロ、GKブフォン(どちらもユベントス)、MFピルロ(ACミラン)ら代表候補30人を発表。前回大会優勝後に引退を表明したFWトッティ(ローマ)の復帰はなかった。アルゼンチン同様、今季欧州CL決勝に進んでいるインテル・ミラノの選手は外れた。

イングランドはFWルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)やMFジェラード(リバプール)ら代表候補30人を発表。マクラーレン前監督との確執もあって07年に引退を表明したDFキャラガー(リバプール)はカペロ監督の求めに応じて招集された。MFベッカム(ACミラン)は3月にアキレス腱を断裂したことから選考から外れた。

前回準優勝のフランスはFWアンリ(バルセロナ)やMFリベリ(バイエルン・ミュンヘン)ら代表候補30人を発表。代表入りを熱望していたMFビエラ(マンチェスター・シティ)、期待の若手FWベンゼマ(レアル・マドリード)は惜しくも選考から外れた。

日本が1次リーグE組で対戦することになるオランダはFWロッベン(バイエルン・ミュンヘン)。MFスナイダー(インテル・ミラノ)ら代表候補30人が選出された。オランダ国内で代表復帰の期待が高かったFWファンニステルロイ(ハンブルガーSV)とGKファンデルサル(マンチェスター・ユナイテッド)は代表から外れる結果となった。

日本がオランダと対戦するのは6月19日の1次リーグ第2戦となる。

(2010年5月12日)

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