★マライア・キャリー「絶えず感情を抑え込んだ」 双極性障害の原因を自己分析(2018/06/11)
「双極性障害II型であるとの診断を下されたの」と告白済みの米歌姫マライア・キャリー。このたび本人が精神疾患になった原因について「子供時代や最初の結婚期間のストレスなどが関係していると思う」という趣旨の発言をした。
「(病院に行き双極性障害II型と診断されたものの、その後何年もの間)全てを失うのが怖すぎて、自分自身にこう納得させたの。この病気に対処する方法はひとつしかない。何もしない―それに限るってね。」
しかしついに自分では対処できないと感じ「治療を受けるようになった」というマライア・キャリー。彼女がこのほど『The Guardian』のインタビューに応じ、「歌手になってからセクハラはずっと受けてきた」とコメント。だがそのような経験も「完全に支配される男女関係ほどは悪影響を及ぼさなかった」と述べ、最初の夫で音楽業界の大物トミー・モトーラ氏(Tommy Mottola)を暗に批判した。モトーラ氏がマライアの行動を厳しく制限する、いわゆる“コントロールフリーク”だったのは有名な話だが、その結果「確かに強くはなれた」というマライアはこうも語っている。
「でも心に傷を負ったのよ。絶えず自分の感情を抑え込んで、行動に気を配り外出許可まで得なきゃならない。そんな生活をしていたら、そりゃあ悪影響が出てしまうわ。」
また黒人と白人の血が混じっていることも、幼少期には少なからず彼女に影響を与えたという。
「(子どもの頃)父を見た友達が『初めて黒人を見た』という理由で泣いてしまったの。」
「(そういうこともあって)受け入れられたい、自分の存在が価値のあるものなんだと感じたいという思いが子供時代は強かったわ。いろんな経験をしたものよ。(黒人とも白人とも判断しがたい)容姿だったし、現実から逃げる金銭的な余裕もない。そんな子供時代だったの。」
また両親の離婚、姉との確執など様々な苦労もあったというマライア、大きなストレスを抱えて長いあいだ生きていたことは間違いない。
「誰かに(本当の)私を晒されてしまうんじゃないかって。そんな負担を心に感じて生きていくなんて、私には重すぎたの。もうあんな暮らしは無理だった。だから治療を受けたのよ。ポジティブな影響を与えてくれる人達と時間を過ごすようになり、自分が何より愛する道に戻ったの。それは曲を書き、音楽をつくることだわ。」
病気を公表した際にそうも明かしたマライアは、セラピーと薬の服用で問題の対処に取り組んでいるという。
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