★エマ・ワトソンの右腕に意味深なタトゥー セクハラ抗議の一環か(2018/03/10)
米ロサンゼルスで4日に行われた「アカデミー賞」関連パーティーで、イギリスの人気女優エマ・ワトソンが大きな話題となっている。ラルフ・ローレンの黒のロングドレスに付け襟様の重厚なネックレス、そしてロジェヴィヴィエのヒールが華やかなエマ。しかし彼女は自身の右腕にこそ注目してもらいたかったようだ。
写真は4日に行われた「第90回アカデミー賞授賞式」に関連し、『ヴァニティ・フェア』誌が開催したアフターパーティーに登場したエマ・ワトソン(27)である。彼女の右・下腕内側にあったのは“Times Up”というタトゥーであった。なぜかeとsの間に必要なアポストロフィは抜けているが、ハリウッドに蔓延して女優やモデルを苦しめてきたセクハラ行為に対する抗議活動の一環であることは間違いないもよう。今年になってから女優ブレイク・ライブリー、エマ・ストーン、ナタリー・ポートマンなどと一緒に広告塔を務めるようになったセクハラ撲滅運動『Time’s Up』をアピールするためなのであろう。もっともこれは洗えば消えるタイプのフェイク・タトゥーであったようだ。
国連組織「UNウィメン」の親善大使(Goodwill Ambassador for UN Women)を務めるエマは、フェミニズムという言葉が死語と化している理由のひとつとして、女性の権利追求のために騒ぎすぎると男性が「魅力に欠けた女性だ」と言って忌み嫌うことがあると指摘する。自身についても「あのハリーポッターの女の子がなんと生意気なことを、うるさいなどと批判され、男性から嫌われていると思う」と語っていた。男性は強くあるべき、女性は繊細であるべきという概念にとらわれず、自身自身を受け入れて自由になること、男女が平等に教育を受けること、そして男女が同等の報酬を受け取るなど平等の権利とさまざまな機会を獲得する日まで力強く闘いたいとしている。
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