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昨年の映画『デッドプール』のイベントで、緊張したライアン・レイノルズを落ち着かせていたのは妻のブレイク・ライブリーであった。ライアンは「『デッドプール』イベントのためにコミコンへ行ったときのことさ。皆おかしいくらいに盛り上がっていて、その期待に僕はひるんだし大きな不安に駆られたよ」と『Variety』誌のインタビューで明かしている。「だけど、ブレイクが僕を落ち着かせてくれた。彼女がそばにいて、僕が冷静さを保っていられるか見守ってくれたんだ」とブレイクの内助の功に深い感謝の言葉を述べた。

テレビや映画などで、コメディアンのようにユーモアたっぷりに話すライアン・レイノルズも実は長年にわたり不安を抱え、苦しんでいたという。ライアンは「自分自身をコントロールするために他の人をコントロールする方法を見つけようとして、そこから深い不安に襲われるようになったんだと思う」と語っている。

昨年公開されたライアンの主演作『デッドプール』は、大きな盛り上がりを見せ大成功を収めた。ライアンは「放送映画批評家協会賞」にてコメディ映画部門最優秀男優賞を獲得。さらに「ゴールデングローブ賞」にノミネートされ、続編もすでに制作中である。

「僕は『デッドプール』で演じさせてくれる限り、それを演じ続けたいと思っている」と『Variety』誌に語ったライアン。すでにハリウッドでの地位を確立した大物俳優となった現在でも、自身のことを「僕はセットに出ると声のボリュームは小さくなるし、すべてを最小限に抑えてしまう。自分自身を変なヤツとして考えていた」とも明かした。

そんな不安と闘い続けたライアンだが、「最も感謝している」というのはほかでもない妻のブレイク・ライブリーだという。昨年12月の『ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム』授与式のスピーチで、ライアンは溢れる感謝の想いをこのようにジョークを交えて彼女に伝えていた。

「僕はそこに座っている妻・ブレイクの全てに感謝したい。君に出会えたことは、僕の人生の中で最高な出来事だよ。この星の次だから2番目ってことになるね。」

さらに「君は、間違いなく僕の人生の全てをより良くしてくれている。ただの面白いオジサンにしかなれないと思っていた僕を、父親にもしてくれた」と述べ、最愛の妻ブレイクへの絶対的な信頼と愛情を示した。

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