★第53回グラミー賞新人賞、ジャスティン・ビーバーを抑えたエスペランサ・スポルディングて!?(2011/02/15)
現地時間13日に行われた第53回グラミー賞の授賞式。最多10部門でノミネートされていたエミネムがわずか2部門、最優秀新人賞の最有力ジャスティン・ビーバーが受賞を逃すなど大波乱で幕を閉じました。そして注目を集めているのが新人賞でビーバーを抑えて受賞を果たしたアーティスト、エスペランサ・スポルディングです。

彼女は1984年、アメリカのオレゴン州で生まれた26歳。ジャズ系ベーシスト＆シンガー＆作曲家として活動しています。名門バークレー音楽院を卒業し、最年少講師になった才能の持ち主。彼女はこれまで、パット・メセニーやパティ・オースティンら有名アーティストのツアーに参加し、経験を積んできました。そして2008年に満を持してデビュー。そのデビュー作がビルボード・コンテンポラリー・ジャズ・チャートに70週以上ランクインし続ける快挙を見せて話題に。そしてホワイトハウスでのパフォーマンスや、オバマ大統領直々の招待により、ノーベル賞授賞式でパフォーマンスを披露するなど、少しずつ全米で知られる存在に成長。スティービー・ワンダーやプリンスと共演したことも大きな話題を呼びました。

彼女の活躍は音楽のみならず、すらっとした体型とキュートな容姿を活かしてモデルとしても活躍。小柄で可愛らしく愛嬌のある笑顔、トレードマークのアフロヘアでウッド・ベースを弾きながら歌う姿は斬新。さらにその実力は超一流で、透明感のある歌声は聴くものを心地良い世界へと誘う雰囲気を持っています。

このようなことを考慮すると、人気抜群のビーバーを抑えてエスペランサが新人賞を受賞したこともうなずけます。彼女は受賞を受けて「ノミネートされただけで胸がはじけそうです。授賞式に参加できてとても光栄です。これからも音楽を作ることを愛して活動を続けていきます」とコメント。

そんなエスペランサは2月16〜19日、ブルーノート東京での来日公演も控えており、日本でも広く知られる存在になりそうです。

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