菅田将暉"性と暴力"でｲﾒｰｼﾞ一新!芥川賞｢共喰い｣映画化で主演

(08/30)

田中慎弥氏の芥川賞受賞作品｢共喰い｣が､菅田将暉ｸﾝ主演で映画化されることが分かりました｡

｢共喰い｣は昭和63年を舞台に､父とその愛人と生活する高校2年生･遠馬を主人公に､人間の性と暴力を描く物語｡

主演に選ばれた菅田将暉ｸﾝは､ｼﾞｭﾉﾝ･ｽｰﾊﾟｰﾎﾞｰｲ･ｺﾝﾃｽﾄをきっかけに芸能界入りし､｢仮面ﾗｲﾀﾞｰW｣のﾌｨﾘｯﾌﾟ役でﾃﾞﾋﾞｭｰ｡

その後映画やﾄﾞﾗﾏで活躍し､現在も｢ｻﾏｰﾚｽｷｭｰ天空の診療所｣に木野役でﾚｷﾞｭﾗｰ出演中です｡

これまでは等身大の若者や爽やかな役が多かった菅田将暉ｸﾝですが､同作では一転､性や暴力といったﾃｰﾏに体当たりで挑みます｡

今回の主人公の座はｵｰﾃﾞｨｼｮﾝで掴んだ菅田将暉ｸﾝ､"ﾋｰﾛｰ"から"役者"へと大きく生まれ変わるきっかけの作品になりそうです｡

原作者の田中慎弥氏は芥川賞受賞会見で｢もらっといてやる｣と発言し話題となった小説家です｡

映画化に関しても､映画でどのように作品が表現されるのかを楽しみにしているとｺﾒﾝﾄしたうえで､｢小説の『共喰い』こそが一番だと私は思っています｣と､同氏らしいｺﾒﾝﾄも｡

ﾋﾛｲﾝには木下美咲さん､父親の愛人役は篠原友希子さん､父親役を光石研さん､実母役には田中裕子さんといった顔ぶれが決定｡

またﾒｶﾞﾎﾝをとるのは､三浦春馬ｸﾝ主演映画｢東京公園｣で第64回ﾛｶﾙﾉ国際映画祭ｸﾞﾗﾝﾌﾟﾘと審査員特別賞を受賞し高評価を得ている青山真治監督です｡

菅田将暉ｸﾝの新たな挑戦となる映画｢共喰い｣は2013年夏､新宿ﾋﾟｶﾃﾞﾘｰほかにて公開｡