大河ﾄﾞﾗﾏ｢江｣が放送休止､各局は徐々にCM､ﾄﾞﾗﾏ放送も再開

(03/14)

この度の東北関東大震災の影響で、NHKと在京民放キー局は12日も引き続き通常番組をすべて中止して、深夜まで地震関連の報道特別番組を放送した。

13日からテレビ東京では徐々にアニメや「何でも鑑定団」などのバラエティを放送し始め、各局が被害の状況を報道する中の対応に「ほっとした」という声も上がっている。

NHKは14日未明まで特番または関連番組を続け、13日夜放送予定だった大河ドラマ「江」は休止した。大河ドラマが休止されるのは、1989年1月の昭和天皇崩御以来だという。

TBSは14日未明まで、フジテレビは13日21時までそれぞれ特番を放送するなど民放も緊急編成が続いている。

日テレ、フジテレビなどは12日夜までCMを入れずに放送したが、TBSは13日20時までCMを放送しないことを決めている。徐々に各局CMの放送も見られてきている。

各局の番組はユーストリーム、ニコニコ動画といった無料動画配信サービスにも同時送信されていた。停電などでテレビを見られない視聴者への配慮として、NHKラジオ第1もインターネットに同時送信された。

1日3～8億円というCM効果を捨てて各局がマスコミとしての責務を果たしている数日となった。
その報道の仕方にも様々な問題点が指摘されているが、被災者のための情報源となるとともに特に子どもたちへの安心を提供するなど、段々とテレビ放送の内容も変化の日を迎えている。