倉本聰SPドラマ「歸國(きこく)」にビートたけしが主演決定!!小栗・向井・塚本など若手俳優も豪華キャスティング!!
(06/15)
ビートたけしが、脚本家・倉本聰氏が書き下ろしたTBS系スペシャルドラマ「歸國(きこく)」(8/14・21時)に主演することが発表された。

同ドラマは、現代の日本に亡霊となって現れる日本兵の物語。
たけしは浅草出身の元テキ屋・大宮上等兵を演じる。
小栗旬、塚本高史、向井理ら豪華俳優が共演し、制作費に数億円をかけた大作となった。

「歸國」は1955年に発表された故・棟田博さんの短編小説「サイパンから来た列車」を基に倉本氏が書き上げた作品で、昨年6月に舞台化された。
今回のドラマで新たに脚本を書き直したものとなる。

2010年8月15日の終戦記念日に、無人の東京駅に戦死した日本兵が“英霊”として降り立ち、変わり果てた日本の現状を目撃する。
戦争の根絶を訴えるだけでなく、悲劇を忘れ、豊かさを謳歌している日本人の現状を問う物語となっているという。

倉本氏は「もう先のない僕らの世代が、一つの時代の小さな証人として残しておかねばと思い書き下ろした」とコメント。

倉本作品のドラマ化は08年のフジ系「風のガーデン」以来で、
「戦後10年目と戦後60年たった日本人の心情は極端に変わってしまった。これは鎮魂のドラマであり、怒りと悲しみのドラマ」と力をこめて説明した。

たけしが演じるのは英霊の一人で、浅草出身の元テキ屋・大宮上等兵。
戦時中に苦難をともにした妹の悲惨な今を目の当たりにし、重大な“違反”を犯す役となるという。

舞台版は倉本氏が開設した俳優・脚本家養成学校「富良野塾」出身者が出演したが、制作側は「浅草出身の役柄ならたけしさんしかいないと思った」とアプローチ。
たけしも脚本に感銘を受け、倉本氏との初タッグが実現した。

交渉が難航したとも伝えられているが、テレビドラマ初となる靖国神社での撮影も行われるという。

小栗は元音楽家の木谷少尉役で生き別れた恋人を訪れる役。
「自分も憂えているようなことが台本に書かれていて、作品を通して自分たちが伝えることができるのが楽しみです」とコメントした。

塚本、向井を始め温水洋一、遠藤雄弥、生瀬勝久、ARATAが英霊として出演が決まっている。
木谷の恋人の戦時中を堀北真希、現代を八千草薫、たけし演じる大宮の甥を石坂浩二が演じる。

北野武として監督・主演を務めた映画「アウトレイジ」が公開中のたけしのドラマ出演は、
東条英機役を演じた08年の同局系「あの戦争は何だったのか」以来となる。

「東条英機の役からは、だいぶ降格されちゃったけど、こっちの方がオイラにとっちゃ、すんなりくるかな」と語った。

関連人物

ドラマコーナー[TOP]
最新ドラマニュース
サイトのご案内へ
無制限99円 取り放題[TOP]

JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau