「TRICK(トリック)」の元になったのは「ケイゾク」!?2つの迷作の奇妙な共通点
(05/07)
5月には映画も公開され、再放送も繰り返しされていたりと今絶好調の「TRICK(トリック)」。

ファンの間では長年愛された作品の映画とあって、今から公開を待ちきれない人も多いことだろう。

今になってTRICKのことを振り返り情報を集めてみると、堤幸彦監督によって作品に散りばめられた謎が多く存在し、その都度私たちを楽しませてくれることがわかる。

そして、ファンの中である「仮説」がささやかれているのを目にした。
「TRICK」が中谷美紀主演ドラマ「ケイゾク」から生まれたものではないか、という仮説だ。

「ケイゾク」とは、迷宮入りした事件を担当する警視庁捜査一課弐係に配属された東大卒のキャリア警察官僚柴田純(中谷美紀)と、元公安の叩き上げ刑事真山徹(渡部篤郎)が難事件を解決していくミステリードラマ。1999年に放送されたものだ。

両作品とも、「多少のコミカルを含んだ推理モノ、しかしダークな部分もある」という共通点がある。

特に「TRICK1」独特のダークで重い世界観は『ケイゾク』に似ているのでは、ということなのだ。

具体的には、「黒門島」の『月光』をバックにしたアナアキーの儀式のシーンの映像、オープニングの卵割れシーンや、CM直前直後の映像、タイトルバックもそうである。

これらの鳥肌の立つ程の奇妙な映像は非常に『ケイゾク』とよく似ている。
ちなみに、『ケイゾク』でも生瀬さんは刑事役である。

そして似ているのは映像だけではない。

ヒロインの二人、つまり奈緒子と柴田がどちらも「変人」なのである。

また忘れてはならないのが、「マフラー」。
奈緒子は“赤い”マフラーがトレードマークになっているが、柴田の方は“青い”マフラーとなっている。

この事からも、「ケイゾク」からTRICKが生まれたのは確かなように思える。

奥深い2つの作品を残し、その奇妙なストーリーで我々を煙に巻く堤監督。
少し怖い、気もするコメディーに惹かれ、それでも視聴者毎回はついていってしまうのである。

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