尖閣問題でﾄﾞﾗﾏ｢金田一｣撮影が難航…山田涼介､ﾋﾞﾋﾞｱﾝ･ｽｰら出演

(09/18)

香港のフェニックステレビは13日、香港で行われた日本のテレビドラマ「金田一少年の事件簿」のロケで現地の男性の抗議があり、警察官が出動する騒ぎになったと報じた。

撮影が行われたと思われる「金田一少年の事件簿香港九龍財宝殺人事件」は、日本テレビが制作するHey!Say!JUMP山田涼介主演のスペシャルドラマ。

同作には台湾のアイドルグループ・飛輪海(フェイルンハイ)の元メンバー・ウーズン、韓国のヴォーカルグループ・BIGBANGのV.I、日本でもお馴染みのビビアン・スー、香港の名優・名司会者であるエリック・ツァンと、台湾・香港・韓国スターの共演が既に決定していた。

しかし現在は、尖閣諸島を巡り中国では日本に対する大きな反発が起きている真っ最中。18日には最大級の反日デモが各地で行われている。
今回の騒ぎもその問題がもちろん関係していると思われるが、在香港日本総領事館は「尖閣諸島の国有化が背景にあったかは分からない」とコメントした。

さらにフェニックステレビは、12日午前の撮影で露天商の男性が騒ぎを起こし撮影チームが警察官を呼んだと報道。夕方には現地メディアともみ合いになり、カメラのレンズが当たり日本人スタッフ1人が頭に軽いけがを負ったという。

日本テレビはこの騒ぎについて、「番組制作の個別の案件についてはお答えできない」と説明。
アジアのスターたちが友好の元に集うドラマとなるはずだったが、このような状況にあり撮影は難するものと予想される。