「平清盛」皇室を「王家」と呼ぶのは正しい?間違い?視聴者から疑問の声
(01/24)
大河ドラマ「平清盛」で、劇中のセリフで天皇家を差し「王家」と呼ぶことに関して、適切かどうかを巡って疑問の声が続いている。

第2回では「俺は父上のようにはならぬ。貴族にも、王家の犬にも」、第3回では「王家にこび、出世をし、位をもろて喜び…」と度々当時の天皇家を「王家」と呼ぶ場面が見られた。

天皇を「王」と呼ぶことは耳慣れないと感じた視聴者が多かったようで、「天皇家は王家ではない」「権威を貶める意図が?」などという声が多く上がっていた。

NHKのチーフプロデューサーは「学説でも『王家』でまとまっているわけではない。この言葉はドラマの中でとどめようと思った」(磯智明チーフ・プロデューサー:産経ニュース)と説明している。

「王家」を採用した理由とは、平清盛の時代には「天皇」という言葉や「皇室」という概念が出現していなかったことによる。
そして平清盛の時代、天皇を指す言葉が「王」だったことが歴史学的に明らかになっている。

そのため、純粋に学問的な見地から、現代でいう天皇家を「王家」と呼ぶに至ったのだという。
皇室をおとしめる意図は全くなかったと制作側は語っている。

兵庫県知事による「画面が汚い」発言など、放送初回から様々に議論される「平清盛」。
視聴率も初回こそ「江」を下回ったが、回を重ねるごとに上り調子となっている。

今回の「王家」騒動も、言葉一つ一つにこだわるほどに真剣に物語を楽しむ視聴者が多いことの現れなのかもしれない。
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