「生まれる。」ダウン症児の演技に集まる注目!!社会派ドラマが呼ぶ関心と議論とは
(05/13)
20日に放送される堀北真希主演ドラマ「生まれる。」第5話に、中心人物として登場するダウン症の子ども役としてオーディションで選ばれたダウン症児の高井萌生くん(10)が出演することが明らかになった。萌生くんは企画会社「ケイプランニング」が運営する知的障害児専門の「芸能部子どもSPクラス」に所属しているという。障害者が演じるのが当たり前になることを目指した試みの大きな一歩になる。
母の由佳さんは、「歌ったり踊ったりするのが大好きな子。元気で、楽しいところをみてほしい」と語った。
9日に横浜市内で行われたロケで、萌生くんは撮影現場の人気者だった。
堀北にソフトクリームを差し出したり「あっちむいてホイ」で遊んだり。7回撮り直すなどしたが、最後までやりきったという。
同ドラマは51歳の母親の妊娠をテーマにしており、この回では妊婦役の田中美佐子が胎児の染色体異常などを調べる羊水検査を受けるかどうか悩む回。
堀北演じる長女は、萌生くんと遊んだ1日を振り返って、母に検査を勧めたことを後悔する…というストーリー。
この設定では高齢出産にあたって羊水検査を受けることが人道に外れていると思わせる点もあるのでは、と憂慮する声も聞かれた。
議論を呼ぶ点はありそうだが、ダウン症の演技者としての道を開いたという点で注目すべき回と言えるだろう。
高齢出産への関心と議論を呼ぶこと、それこそが社会派ドラマと呼ばれるものの意義なのかもしれない。
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