映画『梅蘭芳』ｼﾞﾘｱﾝのｼｰﾝｶｯﾄにﾌｧﾝ不満

●映画『梅蘭芳』ｼﾞﾘｱﾝのｼｰﾝｶｯﾄにﾌｧﾝ不満(2008/11/12)

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人気俳優の黎明(ﾚｵﾝ･ﾗｲ)と章子怡(ﾁｬﾝ･ﾂｨｲｰ)が主演した陳凱歌(ﾁｪﾝ･ｶｲｺｰ)監督の映画『梅蘭芳』で､主人公の妻役を演じた香港ｱｲﾄﾞﾙTWINSのﾒﾝﾊﾞｰ､鐘欣桐(ｼﾞﾘｱﾝ･ﾁｮﾝ､＝写真)の出演ｼｰﾝがすべてｶｯﾄされることが分かった｡同作品は12月12日公開予定｡5日付新快報が伝えた｡
事の発端は2008年初め､ｼﾞﾘｱﾝと元恋人の香港俳優､陳冠希(ｴﾃﾞｨｿﾝ･ﾁｬﾝ)がﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄで撮ったわいせつな写真がｲﾝﾀｰﾈｯﾄ上に流出したことだった｡流出は第三者が意図的に行ったものだったが､これによってｼﾞﾘｱﾝは活動停止に追い込まれた｡ｲﾝﾀｰﾈｯﾄのﾌｧﾝｻｲﾄでは｢ｴﾃﾞｨｿﾝとの写真は彼女のﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄのことであり､他人はそれについてとやかく言う権利はない｣｢映画のｲﾒｰｼﾞが傷つくからといって削除するのはどうかと思う｣と､不満の声が上がっている｡
報道によれば､ｼﾞﾘｱﾝの出演ｼｰﾝについては作品の主人公のﾓﾃﾞﾙとなった有名京劇俳優の故梅蘭芳氏の遺族がｶｯﾄを望んでいたとされる｡陳監督自身は｢ｼﾞﾘｱﾝは力を入れて撮影に臨んでいた｣として､できるだけｶｯﾄを避けようと努力してきた｡しかし製作会社側は性に保守的な中国の事情を考慮し､彼女が演じた役が中国の歴史上最も有名なｽﾀｰ俳優と関連がある役ということで､削除を決断したという｡陳監督はDVD盤でもｼﾞﾘｱﾝの出演部分を削除するかどうかについては態度を保留している｡

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