ｷﾞｬﾗは下げない!　庶民派男優ｱﾝｿﾆｰ･ｳｫﾝ

●ｷﾞｬﾗは下げない!　庶民派男優ｱﾝｿﾆｰ･ｳｫﾝ(2008/11/04)

(C)ｻｰﾁﾅ&CNSPHOTO

世界的な金融危機が中華圏の映画界にも影響する中､台湾女優の舒淇(ｽｰ･ﾁｰ)が｢出演料を30％下げる｣と宣言｡｢私なりに映画界を応援したい｣とｺﾒﾝﾄを発表した｡そんなｽｰ･ﾁｰと対称的なのが､香港ﾍﾞﾃﾗﾝ俳優の黄秋生(ｱﾝｿﾆｰ･ｳｫﾝ)｡｢出演料は絶対に下げない｣とこだわっている｡
｢ｽｰ･ﾁｰが出演料を値下げすることで､20人の俳優の収入が増え助かると思う｣とﾆﾔﾘと笑ったｱﾝｿﾆｰ｡｢香港映画界の中で､僕と呉鎮宇(ﾌﾗﾝｼｽ･ﾝ)､張家輝(ﾆｯｸ･ﾁｮﾝ)､劉青雲(ﾗｳ･ﾁﾝﾜﾝ)はｷﾞｬﾗが安い｡四大庶民派俳優と呼んでくれ!｣と語った｡
また､｢芸能界では高額なｷﾞｬﾗを手にしている人が値段を下げなければいけないし､少ない人がもっともらうべき｡だが俳優が出演料を下げても､香港の映画市場が良くなるとは言い切れない｡時間も制作費もあまりかけずに映画を完成させることができる香港映画界は､“何でもあり”の世界｡出演料を高くしたら仕事なんて来ないよ｡高級車や自家用機がない僕はｽﾀｰなんかじゃなく､一般庶民｡みんなと何一つ変わらないごく普通の暮らしをしている｣と笑いながら訴えていた｡(編集担当:饒波貴子･黄珮君)

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