●ベネチア映画祭:『ラスト、コーション』に金獅子賞(2007/09/11)
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アン・リー監督は05年にも『ブロークバック・マウンテン』で同賞を受賞しており、2年ぶり2度目となる。
作品は8月29日、同映画祭で初めて上映された。過激な性描写に、訪れた各メディアは騒然。米映画協会(MPAA)から17歳以下の観客を制限する「NC−17」に指定されたことでも話題となった。
今回の審査委員長を務めたのは、同じ中華圏の張芸謀(チャン・イーモウ)監督。また、06年の金獅子賞は中国の賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督の『長江哀歌(エレジー)』で、記者からは中国映画を優遇しているのではないかとブーイングが起こった。
チャン・イーモウ監督は記者会見で「『色・戒』は最も美しく、完璧な映画だった」とコメント。3年連続で中国語映画が最高賞を受賞したことに喜びを表した。
写真は作品の撮影風景。
(編集担当:巖本雅子)
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