台湾金曲奨:受賞者名簿漏えい騒動ﾚｺｰﾄﾞ会社憤然

●台湾金曲奨:受賞者名簿漏えい騒動ﾚｺｰﾄﾞ会社憤然(2007/06/23)

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　台湾音楽界最大のｲﾍﾞﾝﾄ｢金曲奨｣の第18回受賞式典が16日､台北ｱﾘｰﾅ(台北小巨蛋)で開催された｡台湾ﾒﾃﾞｨｱの報道によると､事前に受賞者の名簿が外部に漏れていたことがわかり､関係者の間で問題になっているという｡18日付で中国新聞社が伝えた｡

　当日､ｹﾞｽﾄが式典会場に入場する前に､受賞者の名簿の一部がﾚｺｰﾄﾞ会社に知らされ､ﾒﾃﾞｨｱは式典の開始前に最優秀国語男性歌手賞が李玖哲(ﾆｯｷｰ･ﾘｰ)､同女性歌手賞が蔡依林(ｼﾞｮﾘﾝ･ﾂｧｲ､＝写真)であることを報じた｡受賞者が所属するﾚｺｰﾄﾞ会社の関係者は､｢私たちは彼らの苦労を見てきたのに､式典では喜びがなくなってしまった｣とｺﾒﾝﾄ｡受賞者の少ないﾚｺｰﾄﾞ会社の関係者は早々と席を立ち､｢始めから面白くないことはわかっている｡座っていてもしょうがない｣と怒りをあらわにしたという｡

　慣例によると､受賞者の名前を知り得るのは通常､審査員､ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰ､ﾌﾟﾚｾﾞﾝﾃｰﾀｰだけであるという｡謝志偉新聞局長は､｢徹底的に調査する必要がある｡金曲奨はもっとも信用性のある音楽賞であり､公正さを失えば金曲奨は不公平なものとなってしまう｣と話した｡また､劉亜文審査員長は､｢食事の時間に漏れたとしか考えられない｡秘密を漏らした人物は非道徳的だ｣とｺﾒﾝﾄした｡
(編集担当:巖本雅子)

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