女子十二楽坊ｺﾝｻｰﾄ楽曲無断使用で賠償金2万元

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　中国の伝統楽器ﾕﾆｯﾄ･女子十二楽坊が行ったｺﾝｻｰﾄで楽曲の無断使用があったとして中国音楽著作権協会がｺﾝｻｰﾄ主催者に損害賠償を求めていた裁判で､南京市中級人民法院はこのほど､主催者側に2万1200元(約34万円)の支払いを命じる判決を言い渡した｡24日付で東方早報などが伝えた｡

　中国音楽著作権協会は､女子十二楽坊が06年1月3日に江蘇省南京市内で行ったｺﾝｻｰﾄ(＝写真)の際､同協会が演奏権などの信託管理を行っている楽曲3曲を無断で演奏したとして提訴｡南京市中級人民法院は､主催者の江蘇広播電視集団有限公司と江蘇盛世影視文化有限公司､江蘇新天地演芸中心が､同協会が管理する著作権を侵害したと認めた｡

　この裁判で問題となった3曲のうち2曲は中国の作曲家で民族音楽研究家の王洛賓(ﾜﾝ･ﾙｵﾋﾞﾝ)氏が著作権を持つ｢達坂城的姑娘(達坂の娘)｣｢阿拉木漢(ｱﾗﾑﾊﾝ｣｡これらはもともとはｳｲｸﾞﾙ民謡だが､判決は｢現在よく知られているのは王氏が手を加えたﾊﾞｰｼﾞｮﾝであり､著作権は王氏に帰属する｣とした｡
(編集担当:恩田有紀)

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