顧長衛『孔雀』､文革後の中国でもがく｢夢｣を描く

●顧長衛『孔雀』､文革後の中国でもがく｢夢｣を描く(2007/03/07)

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張芸謀(ﾁｬﾝ･ｲｰﾓｳ)の『赤いｺｰﾘｬﾝ』や陳凱歌(ﾁｪﾝ･ｶｲｺｰ)監督の『さらば､わが愛／覇王別姫』の撮影監督として知られる顧長衛(ｸｰ･ﾁｬﾝｳｪｲ)の監督ﾃﾞﾋﾞｭｰ作品『孔雀　我が家の風景』が日本で公開されている｡中国で文化大革命が終わった1977年｡周囲に白い目で見られながらも､心に秘めた夢を叶えようともがく女性と､その家族の日々を描いた作品だ｡

※『孔雀』は渋谷Q―AXｼﾈﾏにて上映中です｡

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【　顧長衛／ｸｰ･ﾁｬﾝｳｪｲ　】ﾌﾟﾛﾌｨｰﾙ

1958年､陜西省西安生まれ｡78年に北京電影学院に入学して撮影を専攻し､撮影監督として活動を開始する｡これまでに張芸謀(ﾁｬﾝ･ｲｰﾓｳ)監督の『紅いｺｰﾘｬﾝ』で第8回金鶏奨の最優秀撮影賞を受賞｡陳凱歌(ﾁｪﾝ･ｶｲｺｰ)監督の『さらば､わが愛／覇王別姫』ではｱｶﾃﾞﾐｰ賞最優秀撮影賞にﾉﾐﾈｰﾄされ､中国で最も有名な撮影監督として活躍している｡

　他にもｶﾝﾇ国際映画祭ｸﾞﾗﾝﾌﾟﾘを受賞した姜文(ｼﾞｧﾝ･ｳｪﾝ)監督『鬼が来た!』を撮影するなど､中国の名監督と組んできただけでなく､ﾛﾊﾞｰﾄ･ｱﾙﾄﾏﾝ監督『相続人』などでﾊﾘｳｯﾄﾞでも活躍｡『孔雀』で満を持して監督ﾃﾞﾋﾞｭｰし､ﾍﾞﾙﾘﾝ国際映画祭の銀熊賞を受賞するという偉業を成し遂げた｡

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