●崔健「竇唯の殴り込みは苦肉の策」擁護の声明(2006/06/01)
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親友で同じくミュージシャンの竇唯(ドウ・ウェイ)が、自らに対するマスコミの取材攻勢に激怒して北京の新聞社に殴り込み、編集部員の車に放火した事件から約2週間。自分にまでマスコミの追求が及んではたまらない、ということで、崔健はライブ前に竇唯の行為について声明を発表した。
「彼の行為はしてはいけない事ではあったが、苦肉の策で芸術家、公衆とマスコミとの間の関係を深く考えさせようとしたものだ。報道は芸術家のプライバシーを保護する必要があり、そうするべきなのだ」
大陸ロック界の重鎮が発したメッセージは「狗仔隊(パパラッチ)」たちを自粛させることにつながるのか? マスメディアが成熟していく過程でこうした葛藤(かっとう)が不可避なのは、中国でも同じ事のようだ。(編集担当:恩田有紀)
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