●王力宏の最強自信作、日本盤『蓋世英雄』発売(2006/04/11)
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「僕はチャイニーズだ! 文句ある!?」という自信と誇りに満ちているあたり、京劇メイクのジャケットで世間のド肝を抜いたディック・リーの衝撃的アルバム『マッド・チャイナマン』の存在感にも似ている。
95年に清潔感溢れる好青年路線でデビューした頃から、リーホンが本当に創りたかったのはこんな音楽だったのかも。アメリカ人でありながら「龍的傅人」である自分の多面的音楽観を思い切り注ぎ込む「Chinked−out」というスタイルは、このアルバムでさらに進化を遂げている。これからますます、熱い血の通った面白い音を聴かせてくれるに違いない。
ちなみに、日本盤だけに収録されているバラ−ド『愛にゆこう』ではゴスペラーズと共演。この曲で初めてリーホンの声に触れる人も増えていくだろう。そんな方はぜひ、6月公開予定の映画『真昼ノ星空』をご覧ください。沖縄の日差しに透ける彼の髪の毛の美しさに、すっかり心を奪われてしまうことでしょう(もちろん、このアルバム自体も聴いてみてね)。(編集担当:恩田有紀)
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