チャン・イーモウ監督の契約問題で揺れている、中国映画界

●チャン・イーモウ監督の契約問題で揺れている、中国映画界(2012/06/01)

中国メディアの報道によると、巨匠・張芸謀（チャン・イーモウ）監督の契約問題が現在注目を集めているとのこと。長年パートナー関係にあった張偉平プロデューサーから離れ、複数のエージェントと交渉を進めているそうだ。「大手映画会社と契約した」といううわさが流れたほか、様々な情報が飛び交っている。

　　チャン監督側は、数社と連絡を取っていると認めたものの、「決定に至っていない」とコメント。世界で知られる監督だけに、交渉を持った会社が知名度を上げているが、多くのうわさが流れると次第に価値は下がるもの。業界内で反感を持たれないよう気をつけなければいけない、という指摘もあるという。

　　またチャン監督と交渉を持った中国の大手不動産グループ「大連万達集団」が、5月21日にアメリカ2位の映画館チェーン「ＡＭＣエンターテインメント・ホールディングス」を買収したことが発表され、チャン監督の動きと重なり話題に。「大連万達集団」は広大な撮影所を建設中で、チャン監督のほかにも有能な映画人に声をかけているとされ、「映画業界で世界一になることを目指している」と伝えられた。（編集担当：饒波貴子・黄珮君）

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