●台湾金馬奨、アンディ・ラウが最優秀主演男優賞受賞(2011/12/01)

台湾のアカデミー賞こと「第48回台湾金馬奨」授賞式が11月26日に行われ、香港のトップスター・劉徳華(アンディ・ラウ)が最優秀主演男優賞に輝いた。

  授賞式には多くのスターたちが出席したが、もっとも華やかなムードに包まれていたのはアンディ。レッドカーペットを歩く時は拍手と歓声を浴びて大人気。“一番格好いい!”と言われたのもアンディだった。そして芸能界の母と慕う、葉徳嫻(デニー・イップ)と揃って金馬奨を受賞。笑顔を見せながらアンディは、「不思議な縁を感じます」と思いを語った。

  1982年にドラマ『獵鷹』で初共演したアンディとデニーは、母と息子という役柄だった。85年以降には映画『法外情』、『法内情』、『法内情大結局』で続けて共演。全作親子を演じている。その後スター街道を躍進したアンディをデニーは見守り、芸能界における母のような存在として交流を続けてきた。

  そして2人は2011年、許鞍華(アン・ホイ)監督の映画『桃姐』で久し振りに共演。親子ではなく雇い主と雇われる側として、息の合った演技を見せた。本作は派手なテイストのない淡々とした内容だが、涙を誘う感動作に仕上がっている。

  金馬奨授賞式後、『桃姐』の打上げ会場は数百人のファンが入口周辺を取り囲み、50社以上のメディア陣が駆け付けた。デビューから30年が過ぎたアンディは、設立した映画会社が負債を抱え一時は再起不能という危機までおちいったが、地道に努力を続けアイドルから実力派の俳優へと成長していった。金馬奨は2004年に『インファナル・アフェア(原題:無間道)3終極無間』で最優秀主演男優賞を受賞しており、今回2度目となる。アンディは「インファナル・アフェアシリーズは、1作目が一番良かったと思う。3作目は普通かな」と冗談を言い、「今回の受賞作『桃姐』は、自身で1.1億台湾ドル(約3億円)投資した作品。お金を出して男優賞をゲットしたようなもの」と笑った。

  またアンディのみならず、63歳の熟年女優デニーの演技も素晴らしいと絶賛する声が多い。デニーは9月に開催された「第68回ベネチア国際映画祭」でも女優賞を受賞。金馬奨では並んでノミネートされた舒淇(スー・チー)が、「デニー先輩に負けたことは、完全に理解し納得しています」と認めた。

  香港や台湾での本公開を控えている『桃姐』。今回主演のアンディとデニーが金馬奨の最優秀主演賞を受賞し、またホイ監督も最優秀監督賞を受賞。このトリプル受賞は、公開を心待ちにしているファンの期待をさらにあおることになった。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)
(C)サーチナ

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