●復帰コンサートを開いたフェイ「主婦業の方が大変!」(2011/01/16)
中国の人気スター、王菲(フェイ・ウォン)と李亜鵬(リー・ヤーポン)夫婦が、揃ってトーク番組『楊瀾訪談録』に出演。素直な思いを語った。
結婚前にはフェイの連れ子(前夫との娘)について話し合った、というヤーポン。「娘が7〜8歳の頃だったが、“ママと結婚するの?”と聞いてきた。彼女は哲学家のように知的で、二番目の娘はのんびり屋。そして妻のフェイが、一番幼い少女のように自由気ままに生きている」と語った。そして「結婚後にフェイが料理を作りたいと言うので、キッチン用品を買ったのに今ではただの飾り物。買い物に出ると騒がれるので、最近はインターネット・ショッピングを利用することが多い」など、日々の様子も語った。
またフェイは「私はしつけが厳しい家庭で育ちました。母親が歌手なので、私には同じ道に進んでほしくないと言っていた。学校の歌唱コンテストやイベントには一切参加できなかったし、決められた帰宅時間に遅刻すると怒られました」と語った。そして「今になってわかりましたが、歌手をやるよりも主婦業の方が疲れる」という本音も。「一旦引退状態にあったのは、単純に芸能活動にあきてしまって新しいアイディアが湧かなくなったから。でも再びステージに上がって、どんなにステージが恋しかったか…自分の気持ちに気づきました」と思いを述べた。
2010年秋に復帰コンサートを開催したフェイは、ステージでトークをしないことが話題になったが、「私は作られたものが嫌い。心の中が“ありがとう”という気持ちでいっぱいなのに、ほかの言葉を口にするとうそになってしまう。芸能界には次々新人がデビューして来ますが、彼らに追い越されることに不安はありません。流行歌はいつか時代遅れになる。これからも私は、美しい自分の音楽を表現していくだけです」と説明。ヤーポンは特にフェイが歌う「傳奇」という曲を気に入っていて、「この曲で表現している感情は本物だ!」と絶賛した。
そして口唇裂の次女について、語ったフェイ。「夫の勧めで嫣然天使基金というチャリティー団体を設立しました。口唇裂の子を産んだことで、何かをあきらめようという思いにはならなかった。欠陥のない生活こそ、欠陥だと思っています。この数年、私たちは愛情でお互いを支えてきましたが、愛情にしがみついている訳ではありません。愛情にすがっていると、いつか失望する日が来てしまう」とクールな様子も見せていた。ほど良い愛情に包まれた、家庭を築いているようだ。
中国で2月に公開となるヤーポンの主演映画『将愛情進行到底』は、陳奕迅(イーソン・チャン)とフェイのデュエット曲「因為愛情」が主題歌。「妻の歌声が素晴らしいということに、今日気づきました!」と言うヤーポンのそばで、ほほ笑んでいたフェイ。夫婦関係も安定していると言えるだろう。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)
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