少年ジャンプの都市伝説! どうして人気作「トリコ」がテレビアニメ化されない?
今週号(45号)の『週刊少年ジャンプ』は漫画ファン必読の内容でした。

10年超の連載歴を誇る看板作品にして国民的漫画『ONE PIECE』が4週間の沈黙を経て、連載再開したからです。事実上の"第二部"突入ということもあり、ネット上ではその話題で持ちきりでした。

また、前作の映画『STRONG WORLD』のDVDも大ヒット中の『ONE PIECE』と共に、同じジャンプ連載漫画『トリコ』が、来年春に3D映画として同時上映されることも巻頭で発表されました。

しかし、そこで疑問なのですが、『トリコ』は、なぜ"テレビアニメ"にはならないのでしょうか。

同漫画は、島袋光年さんの漫画作品で、単行本は現在11巻まで発売されています。

主人公である美食屋のトリコが、危険な場所に潜入し、現地の猛獣との激闘の末に"スペシャルな料理の食材"になりうる超レアな肉や果実を収穫します。さらにグルメという観点から世界征服を狙う悪の組織も出現し、彼らとの戦闘も激化していくといったストーリー。

作風は全体的に明るく描かれていて、人気投票でも常に上位をキープしていることが雑誌での掲載順位からわかりますし、単行本売り上げも絶好調です。

しかしながら、なぜか『トリコ』はテレビアニメにはなりません。アニメとしては今回映画化も決定しており、過去にジャンプが主催するイベント会場でオリジナルアニメが公開されたこともあったのですが、"テレビアニメ化"だけは避けているように見えます。

『トリコ』より後に連載開始した『バクマン。』も、既に夕方の時間帯でアニメ放映が始まりました。他のジャンプ漫画で言っても『ぬらりひょんの孫』は深夜帯の放送で大人気ですし、『ONE PIECE』と『ドラゴンボール改』が子供たちをテレビに釘付けにしています。

『トリコ』の作者・島袋さんは、『ONE PIECE』の作者・尾田栄一郎さんと非常に仲が良かったり、『アイシールド21』の作画担当・村田雄介さんの漫画創りの秘訣を漫画家に聞くインタビュー漫画でも、誠心誠意対応していますし、自作の単行本おまけページでのファンサービスも忘れていません。

作品も大人気で、作者も人当たりが良い。
それなのになぜテレビアニメ化はされないのでしょうか? 何か裏で大人の事情が絡んでいそうな気もします。
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